Docker：Dockerホストのメモリをファイルシステムとしてコンテナに見せる方法（tmpfs）

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Dockerホストのメモリをファイルシステムとしてコンテナに見せる方法（tmpfs）

Dockerホストのメモリをファイルシステムとしてコンテナに見せるには--mount type=tmpfsオプションを指定してdocker container runコマンド実行します。

tmpfs mountによるインメモリのファイルシステムを使うことで、コンテナ内で高速にデータを書き込むことができます。ただし、メモリ上にあるデータは、永続的に利用するものではなく、一時的な利用に限ります。

なお、ホストOSのデータをコンテナに見せる方法として以下の3種類があります。

  • bind mount：Dockerホスト上のディレクトリをコンテナに見せる
  • volume：Dockerホストが管理するボリューム（/var/lib/docker/volumes以下）をコンテナに見せる
  • tmpfs mount：Dockerホストのメモリをファイルシステムとしてコンテナに見せる

 

オプションの説明（抜粋）

$ docker container run --help

Usage:  docker container run [OPTIONS] IMAGE [COMMAND] [ARG...]

Run a command in a new container

Options:
  -i, --interactive                    Keep STDIN open even if not attached
      --mount mount                    Attach a filesystem mount to the container
      --name string                    Assign a name to the container
  -t, --tty                            Allocate a pseudo-TTY

 

オプションの説明

  • --mountオプション：ホストOSが提供するディレクトリをコンテナに見せる
  • -iオプション：Dockerコンテナ起動時に、標準入力（STDIN）を受け付ける
  • -tオプション：仮想端末（pseudo-TTY）をコンテナに割り当てる
  • --nameオプション：作成するコンテナに名前を付ける
  • ※-i -tを同時に使用する場合は、-itオプションを使用できます

 

実行例

--mountオプションのdstにコンテナ内のディレクトリを指定します。

$ docker container run -it --name test01 --mount type=tmpfs,dst=/root/ctdir01 centos:7.7.1908
[root@4fdba361ba69 /]# ls /root/ctdir01/
[root@4fdba361ba69 /]# echo "Hello" > /root/ctdir01/testfile01.txt
[root@4fdba361ba69 /]# cat /root/ctdir01/testfile01.txt
Hello
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