= V I M 教 本 (チュートリアル) へ よ う こ そ - Version 1.7 =
Vim は、このチュートリアルで説明するには多すぎる程のコマンドを備えた非常に強力なエディターです。このチュートリアルは、あなたが Vim を万能エディターとして使いこなせるようになるのに十分なコマンドについて説明をするようになっています。
チュートリアルを完了するのに必要な時間は、覚えたコマンドを試すのにどれだけ時間を使うのかにもよりますが、およそ25から30分です。
ATTENTION:
以下の練習用コマンドにはこの文章を変更するものもあります。練習を始める前にコピーを作成しましょう("vimtutor"したならば、既にコピーされています)。
以下の練習用コマンドにはこの文章を変更するものもあります。練習を始める前にコピーを作成しましょう("vimtutor"したならば、既にコピーされています)。
このチュートリアルが、使うことで覚えられる仕組みになっていることを、心しておかなければなりません。正しく学習するにはコマンドを実際に試さなければならないのです。文章を読んだだけならば、きっと忘れてしまいます!
さぁ、Capsロックキーが押されていないことを確認した後、画面にレッスン1.1が全部表示されるところまで、j キーを押してカーソルを移動しましょう。
レッスン 1
レッスン 1.1: カーソルの移動
カーソルを移動するには、示される様に h,j,k,l を押します
^ k ヒント: h キーは左方向に移動します。 < h l > l キーは右方向に移動します。 j j キーは下矢印キーのようなキーです。 v
- 移動に慣れるまで、スクリーンでカーソル移動させましょう。
- 下へのキー(j)を押しつづけると、連続して移動できます。
これで次のレッスンに移動する方法がわかりましたね。 - 下へのキーを使って、レッスン1.2 に移動しましょう。
NOTE: 何をタイプしているか判らなくなったら、<ESC>を押してノーマルモードにします。それから入力しようとしていたコマンドを再入力しましょう。
NOTE: カーソルキーでも移動できます。しかし hjkl に一度慣れてしまえば、はるかに速く移動することができるでしょう。いやマジで!
レッスン 1.2: VIM の起動と終了
!! NOTE: 以下のあらゆるステップを行う前に、このレッスンを読みましょう!!
- <ESC> キーを押しましょう。(確実にノーマルモードにするため)
- 次のようにタイプ: :q! <ENTER>
これにより編集した内容を保存せずにエディタが終了します。 - このチュートリアルを始める為のコマンドを実行すると、ここに戻れます。
そのコマンドは: vimtutor <ENTER> - これまでのステップを覚え自信がついたならば、ステップ 1 から 3 までを実際に試して、Vim を1度終了してから再び起動しましょう。
NOTE: :q! <ENTER> は全ての変更を破棄します。レッスンにて変更をファイルに保存する方法についても勉強していきましょう。
5. 1.3までカーソルを移動させましょう。
レッスン 1.3: テキスト編集 - 削除
ノーマルモードにてカーソルの下の文字を削除するには x を押します
- 以下の ---> と示された行にカーソルを移動しましょう。
- 間違いを修正するために、削除する最初の文字までカーソルを移動します。
- 不必要な文字を x を押して削除しましょう。
- 文が正しくなるまで ステップ 2 から 4 を繰り返しましょう。
---> その ううさぎ は つつきき を こええてて とびはねたた
- 行が正しくなったら、レッスン 1.4 へ進みましょう。
NOTE: 全てのレッスンを通じて、覚えようとするのではなく実際にやってみましょう。
レッスン 1.4: テキスト編集 - 挿入
ノーマルモードにてテキストを挿入するには i を押します
- 以下の ---> と示された最初の行にカーソルを移動しましょう。
- 1行目を2行目と同じ様にするために、テキストを挿入しなければならない位置の次の文字にカーソルを移動します。
- i キーを押してから、追加が必要な文字をタイプしましょう。
- 間違いを修正したら <ESC> を押してコマンドモードに戻り、正しい文になる様にステップ 2 から 4 を繰り返しましょう。
---> この には 足りない テキスト ある。 ---> この 行 には 幾つか 足りない テキスト が ある。
- 挿入の方法がわかったらレッスン 1.5 へ進みましょう。
レッスン 1.5: テキスト編集 - 追加
テキストを追加するには A を押しましょう
- 以下の ---> と示された最初の行にカーソルを移動しましょう。
カーソルがその文字上にあってもかまいません。 - 追加が必要な場所で A をタイプしましょう。
- テキストを追加し終えたら、 <ESC> を押してノーマルモードに戻りましょう。
- 2行目の ---> と示された場所へ移動し、ステップ 2 から 3 を繰り返して文法を修正しましょう。
---> ここには間違ったテキストがあり ここには間違ったテキストがあります。 ---> ここにも間違ったテキス ここにも間違ったテキストがあります。
- テキストの追加が軽快になってきたらレッスン 1.6 へ進みましょう。
レッスン 1.6: ファイルの編集
ファイルを保存して終了するには :wq とタイプします
!! NOTE: 以下のステップを実行する前に、まず全体を読んでください!!
- レッスン 1.2 でやったように :q! をタイプして、このチュートリアルを終了します。あるいは、別の端末がある場合はそこで以下の内容を行ってもかまいません。
- シェルプロンプトでこのコマンドをタイプします: vim tutor <ENTER> 'vim' が Vim エディタを起動するコマンド、'tutor' は編集したいファイルの名前です。変更してもよいファイルを使いましょう。
- 前のレッスンで学んだように、テキストを挿入、削除します。
- 変更をファイルに保存します: :wq <ENTER>
- ステップ 1 で vimtutor を終了した場合は vimtutor を再度起動し、以下の要約へ進みましょう。
- 以上のステップを読んで理解した上でこれを実行しましょう。
レッスン 1 要約
- カーソルは矢印キーもしくは hjkl キーで移動します。
h (左) j (下) k (上) l (右) - Vim を起動するにはプロンプトから vim ファイル名 <ENTER> とタイプします。
- Vim を終了するには :q! とタイプします(変更を破棄)。
もしくは :wq とタイプします(変更を保存)。 - カーソルの下の文字を削除するには、ノーマルモードで x とタイプします。
- カーソルの位置に文字を挿入するには、ノーマルモードで i とタイプします。
i テキストのタイプ <ESC> カーソル位置に追加
A テキストの追加 <ESC> 行末に追加
NOTE: <ESC> キーを押すとノーマルモードに移行します。その際、間違ったり入力途中のコマンドを取り消すことができます。
さて、続けてレッスン 2 を始めましょう。