Vim:vimtutor レッスン 2(日本語)

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レッスン 2

レッスン 2.1: 削除コマンド

単語の末尾までを削除するには dw とタイプしましょう
  1. ノーマルモードであることを確認するために <ESC> を押しましょう。
  2. 以下の ---> と示された行にカーソルを移動しましょう。
  3. 消したい単語の先頭にカーソルを移動しましょう。
  4. 単語を削除するために dw とタイプしましょう。
NOTE: タイプすると、dw という文字がスクリーンの最下行に現われます。
タイプを間違ってしまった時には <ESC> を押してやり直しましょう。
---> この 文 紙 には いくつかの たのしい 必要のない 単語 が 含まれて います。
  1. 3 から 4 までを文が正しくなるまで繰り返し、レッスン 2.2 へ進みましょう。

レッスン 2.2: その他の削除コマンド

行の末尾までを削除するには d$ とタイプしましょう
  1. ノーマルモードであることを確認するのに <ESC> を押しましょう。
  2. 以下の ---> と示された行にカーソルを移動しましょう。
  3. 正しい文の末尾へカーソルを移動しましょう(最初の 。 の後です)。
  4. 行末まで削除するのに d$ とタイプしましょう。
---> 誰かがこの行の最後を2度タイプしました。 2度タイプしました。
  1. どういうことか理解するために、レッスン 2.3 へ進みましょう。

レッスン 2.3: オペレータとモーション

多くのコマンドはオペレータとモーションからテキストに変更を加えます。
削除コマンド d のオペレータは次の様になっています:

d モーション

それぞれ:

d - 削除コマンド。
モーション - 何に対して働きかけるか(以下に挙げます)。

モーション一覧の一部:

w - カーソル位置から空白を含む単語の末尾まで。
e - カーソル位置から空白を含まない単語の末尾まで。
$ - カーソル位置から行末まで。

つまり de とタイプすると、カーソル位置から単語の終わりまでを削除します。

NOTE: 冒険したい人は、ノーマルモードにてコマンドなしにモーションを押してみましょう。カーソルが目的語一覧で示される位置に移動するはずです。

レッスン 2.4: モーションにカウントを使用する

何回も行いたい繰り返しのモーションの前に数値をタイプします。
  1. 以下の ---> と示された行の先頭にカーソルを移動します。
  2. 2w をタイプして単語2つ分前に移動します。
  3. 3e をタイプして3つ目の単語の終端に移動します。
  4. 0 (ゼロ)をタイプして行頭に移動します。
  5. ステップ 2 と 3 を違う数値を使って繰り返します。
---> This is just a line with words you can move around in.
  1. レッスン 2.5 に進みましょう。

レッスン 2.5: より多くを削除するためにカウントを使用する

オペレータとカウントをタイプすると、その操作が複数回繰り返されます。

既述の削除のオペレータとモーションの組み合わせにカウントを追加することで、より多くの削除が行えます:

d 数値 モーション

  1. ---> と示された行の行頭部分にカーソルを移動しましょう。
  2. UPPER CASE の単語2つを d2w とタイプして削除します。
  3. UPPER CASE という連続した単語を、1つのコマンドと異なるカウントを指定し、ステップ 1 と 2 を繰り返します。
---> このABC DE行のFGHI JK LMN OP単語はQ RS TUV綺麗になった。
NOTE: オペレータ d とモーションの間にカウントを使った場合、オペレータのない場合のモーションのように動作します。

例: 3dwd3w は同等で、3w を削除します。

レッスン 2.6: 行の操作

行全体を削除するには dd とタイプします

行全体を削除する頻度が多いので、Viのデザイナーは行の削除を d の2回タイプという簡単なものに決めました。

  1. 以下の句の2行目にカーソルを移動します。
  2. dd とタイプして行を削除します。
  3. さらに4行目に移動します。
  4. 2dd とタイプして2行を削除します。
---> 1) バラは赤い、
---> 2) つまらないものは楽しい、
---> 3) スミレは青い、
---> 4) 私は車をもっている、
---> 5) 時計が時刻を告げる、
---> 6) 砂糖は甘い
---> 7) オマエモナー

レッスン 2.7: やり直しコマンド

最後のコマンドを取り消すには u を押します。U は行全体の取消です。
  1. 以下の ---> と示された行にカーソルを移動し、最初の間違いにカーソルを移動しましょう。
  2. x をタイプしていらない先頭の文字を削除しましょう。
  3. さぁ、u をタイプして最後に実行したコマンドを取り消しましょう。
  4. 今度は、x を使用して誤りを全て修正しましょう。
  5. 大文字の U をタイプして、行を元の状態に戻しましょう。
  6. u をタイプして直前の U コマンドを取消しましょう。
  7. ではコマンドを再実行するのに CTRL-R (CTRL を押したまま R を打つ)を数回タイプしてみましょう(取消の取消)。
---> このの行のの間違いを修正々し、後でそれらの修正をを取消しまますす。
  1. これはとても便利なコマンドです。さぁレッスン 2 要約へ進みましょう。

レッスン 2 要約

  1. カーソル位置から単語の末尾までを削除するには dw とタイプします。
  2. カーソル位置から行の末尾までを削除するには d$ とタイプします。
  3. 行全体を削除するには dd とタイプします。
  4. モーションを繰り返すには数値を付与します: 2w
  5. 変更に用いるコマンドの形式は
    オペレータ [数値] モーション

それぞれ:

オペレータ - 削除 d の類で何をするか。
数値 - そのコマンドを何回繰り返すか。
モーション - w (単語)や $ (行末)などの類で、テキストの何に対して働きかけるか。

  1. 行の先頭に移動するにはゼロを使用します: 0
  2. 前回の動作を取消す: u (小文字 u)
    行全体の変更を取消す: U (大文字 U)
    取消しの取消し: CTRL-R