レッスン 5
レッスン 5.1: 外部コマンドを実行する方法
:! の後に実行する外部コマンドをタイプします
- 画面の最下部にカーソルが移動するよう、慣れ親しんだ : をタイプしましょう。
これでコマンドがタイプできる様になります。 - ここで ! という文字(感嘆符)をタイプしましょう。
これで外部シェルコマンドが実行できる様になります。 - 例として ! に続けて ls とタイプし <ENTER> を押しましょう。
シェルプロンプトのようにディレクトリの一覧が表示されるはずです。
もしくは ls が動かないならば :!dir を使用しましょう。
NOTE: この方法によってあらゆるコマンドが実行することができます。もちろん引数も与えられます。
NOTE: 全ての : コマンドは <ENTER> を押して終了しなければなりません。
以降ではこのことに言及しません。
以降ではこのことに言及しません。
レッスン 5.2: その他のファイルへ書き込み
ファイルへ変更を保存するには :w ファイル名 とタイプします
- ディレクトリの一覧を得るために :!dir もしくは :!ls とタイプしましょう。
このあと <ENTER> を押すのは既にご存知ですね。 - TEST のように、そのディレクトリに無いファイル名を一つ選びます。
- では :w TEST とタイプしましょう (TEST は、選んだファイル名です)。
- これによりファイル全体が TEST という名前で保存されます。
もう一度 :!dir もしくは :!ls とタイプして確認してみましょう。
NOTE: ここで Vim を終了し、ファイル名 TEST と共に起動すると、保存した時のチュートリアルの複製ができ上がるはずです。
- さらに、次のようにタイプしてファイルを消しましょう(Windows): :!del TEST
もしくは(Unix): :!rm TEST
レッスン 5.3: 選択した書き込み
ファイルの位置を保存するには、v モーションと :w FILENAME をタイプします。
- この行にカーソルを移動します。
- v を押し、以下の第5項目にカーソルを移動します。テキストが強調表示されるの
に注目して下さい。 - 文字 : を押すと、画面の最下部に :'<,'> が現れます。
- w TEST (TEST は存在しないファイル名)をタイプします。
<ENTER> を押す前に :'<,'>w TEST となっていることを確認して下さい。 - Vim は TEST というファイルに選択された行を書き込むでしょう。
!dir もしくは !ls でそれを確認します。
それは削除しないでおいて下さい。次のレッスンで使用します。
NOTE: v を押すと、Visual 選択が始まります。カーソルを動かすことで、選択範囲を大きくも小さくもできます。さらに、その選択範囲に対してオペレータを適用きます。例えば d はテキストを削除します。
レッスン 5.4: ファイルの取込と合併
ファイルの中身を挿入するには :r ファイル名 とタイプします
- カーソルを以下の行に合わせます。
NOTE: ステップ 2 の実行後、レッスン 5.3 のテキストが現れます。下に下がってこ
のレッスンに移動しましょう。
のレッスンに移動しましょう。
- では TEST というファイルを :r TEST というコマンドで読み込みましょう。
ここでいう TEST は使うファイルの名前のことです。
読み込まれたファイルは、カーソル行の下にあります。 - 取込んだファイルを確認してみましょう。カーソルを戻すと、レッスン5.3 のオリジナルとファイルによるものの2つがあることがわかります。
NOTE: 外部コマンドの出力を読み込むことも出来ます。例えば、
:r !ls は ls コマンドの出力をカーソル以下に読み込みます。
:r !ls は ls コマンドの出力をカーソル以下に読み込みます。
レッスン 5 要約
- :!command によって 外部コマンドを実行します。
よく使う例: (Windows) (Unix) :!dir :!ls - ディレクトリ内の一覧を見る。 :!del FILENAME :!rm FILENAME - ファイルを削除する。
- :w ファイル名 によってファイル名というファイルがディスクに書き込まれる。
- v モーションで :w FILENAME とすると、ビジュアル選択行がファイルに保存される。
- :r ファイル名 によりファイル名というファイルがディスクより取り込まれ、カーソル位置の下に挿入される。
- :r !dir は dir コマンドの出力をカーソル位置以下に読み込む。